【先輩留学生の就活成功ストーリー】企業視点と徹底準備で挑む日本の就活
九州大学 情報工学系専攻
りゅうせいさん(2027年3月卒業)台湾出身
【就活データ】
就活時期 :2025年3月~2026年5月下旬
インターン :3社参加
本エントリー:40社前後
面接参加 :40社前後
内定数 :3社
内定先 :浄化槽・水処理メーカー
自分のスキルをどう活かすか?「企業側の視点」に気づいた就活の始まり
私が本格的に就職活動を始めたのは、多くの企業で本選考が始まり、研究室の同期も動き出し始めた2026年3月中旬頃です。私は博士課程で情報系の研究をしていたため、比較的早い段階からソフトウェア開発やデータ分析などの分野に進みたいと考えており、2025年からはそれらに関するインターンシップに合計3社ほど参加していました。
就職活動を進める中で気づいたのは、単に「自分の強みやスキルは何か」を説明するだけでは不十分だということです。たとえば、専門性を直接活かせる研究職では強みを伝えやすい一方で、一般的な開発職などでは、自分の強みをそのまま発揮することが難しい場合もあると感じました。
日本の就職活動において最も大切なのは、企業側の視点から「なぜこの会社は自分を採用する必要があるのか」を考えることです。企業は、応募者が職種のニーズに合っているか、入社後にどんな価値を発揮できるかを見ています。そのため、自分が博士課程で培った研究能力や問題解決能力を、AIoTといった今後の企業のニーズとどのように結びつけられるかを常に意識して企業選びを進めました。自分で大量にエントリーするのではなく、留学生向けの就職支援プラットフォームや学校推薦など複数のルートを活用することで、効率的に30〜40社ほどと接点を持つことができました。
留学生の壁となるSPIと面接。乗り越えるための徹底した事前準備
選考フローの中で私にとって一番難しかったのは、SPIなどの適性検査です。非母語話者にとって、制限時間内に日本語で素早く問題文を読み、短時間で判断しなければならない点が非常に大変でした。そこで、私はSPI対策の本を2冊購入し、問題を一通り解くことで、少しずつ解き方や時間配分に慣れるまで練習を重ねました。
また、面接やESの準備も工夫しました。面接の場で突然考えて日本語で答えようとすると、反応が追いつかないことがあります。そのため、事前にWordファイルで聞かれそうな質問をすべて書き出し、それぞれの回答を整理してスマートフォンに入れ、面接前に何度も見返す「面接質問集」を作りました。これは完全に暗記するためではなく、自分の考え方や話の流れを整理するためです。
ESについても、毎回一から書くと非常に時間がかかるため、学歴や研究内容、自己PRのしっかり作り込んだ基本版を事前に準備しました。その上で、応募する企業ごとに「この人は当社の職種を理解している」と感じてもらえるよう、冒頭の結論や企業との接続部分を微調整し、的確に自分の考えを伝えられるようにしました。さらに、第一志望でなくても面接機会があれば積極的に参加し、実践を通して回答の弱点や改善点に気づくことで、次の面接へと活かしていきました。
スケジュールには期限がある!完璧を求めず、まずは行動を始めよう
後輩留学生の皆さんに最も伝えたいのは、「まず始めること」です。「自分の日本語はまだ不十分だ」「もっと準備してから始めたい」と不安に思うかもしれませんが、日本の就職活動には一定のスケジュールや流れがあり、企業説明会やESの締切など多くの期限があります。先延ばしにしていると、重要な機会を逃してしまいます。私は研究や留学生会の活動などと並行していたため時間管理が課題でしたが、スケジュール管理ツールや選考進捗管理表を使って状況を把握し、少しでも空き時間があれば面接やイベントを入れるようにしていました。
留学生が一人でやみくもに動くのは大変です。留学生向けの就職支援サービスなどを活用し、日本の就職活動のロジックを理解することも大切です。また、インターンシップへの参加が本選考に直結し、面接が一部スキップされる場合もあります。最初から完璧である必要はありません。行動し続けることで少しずつ自信がつき、自分に合った企業に近づいていけるはずです。
▼Globalleaderより
何事にもまじめに準備を徹底するりゅうせいさん。グローバルリーダーとのやり取りもとても丁寧で真剣に就職活動に取り組み、自分の将来を考えていることがとても伝わりました!そのまじめで実直な部分を発揮しながらりゅうせいさんならではのキャリア形成を応援しております!
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