【先輩留学生の就活成功ストーリー】就活は自慢する場でも1人でやるものでもない!

【先輩留学生の就活成功ストーリー】就活は自慢する場でも1人でやるものでもない!

徳島大学 生物・バイオ科学系専攻
Mr.Leeさん(2026年3月卒業)韓国出身

【就活データ】
就活時期  :2025年1月~2025年6月末
インターン :1社
本エントリー:40社
面接参加  :10社
内定数   :5社
内定先   :物流業界

■第1回目の危機感。

私が就職活動を始めたのは2025年1月で、周囲と比べ遅いスタートでした。前年10月から研究室が忙しく、就活を後回しにしていたためです。同じ韓国出身の友人が1年前から就職活動をし、12月頃に大手IT企業と大手電機メーカーから内定を得たと聞き、また別の友人が本格的に就活に取り組む姿を見て、内定が出始めている時期に何もしていない自分に危機感を覚え、ようやく就活をスタートさせました。

徳島での大学生活を通じて、私はこの地域に深い愛着を抱くようになりました。徳島の人々の温かさや、人と人とのつながりの強さに魅了され、家族のように接してくれる方々に恵まれたことで、充実した生活を送ることができました。この経験から、徳島に根ざした企業で働き、貢献したいという思いが就活の軸となりました。初めは先輩が多く進む製薬や化粧品業界に興味を持ち、製薬業界に絞って説明会に参加、エントリーを進めました。当時は英語、韓国語、日本語の3か国語を話せることや、国立大学出身であることに自信があり、製薬業界のハードルの高さを十分に認識していませんでした。特に、徳島に拠点を置くある製薬企業に注目し、徳島を代表する企業で活躍したいと考えました。通っている大学から毎年数名がその企業に入社していることから、企業側が大学とのつながりを重視してくれるのではないかという期待も少しありました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。 ■第1回目の危機感。

■第2回目の危機感。

製薬業界への就職活動が思うように進まず、苦しい時期が続きました。大手製薬企業は選考結果の連絡が遅い傾向があり、1か月経ち不採用の通知が届くこともありました。4月頃には持ち駒がほぼなくなり焦りを感じ、「なぜこんなに落ちるのか」と悩みました。特に第一志望だった製薬会社の海外拠点を統括する新事業部の選考では、エントリー段階で不採用となり、ショックを受けました。不採用が続く原因を考えたところ、ほとんどの製薬企業が理系採用に特化し、専門性を重視していることに気づきました。そんな折、韓国人の友人が徳島を訪れると聞き、会うことになりました。彼は兵役の関係で学年が1つ下で、就職活動はまだ先のはずでしたが、すでにインターンシップに応募し、就職活動を始めていると聞き、驚きました。彼に相談したところ、「学部卒の理系は、専門性が低いと見なされることが多い。もっと視野を広げて就活をした方がいい」とアドバイスされハッとしました。それ以降まず就活の軸を改めて考えなおし、幅広い業界に挑戦する方針に切り替え、延べ70社程度説明会は参加しました。すると、選考がスムーズに進み、結果的に5社から内定を獲得。その中には、大手飲食業界からの内定も含まれていました。自分の可能性を過信し、製薬業界に固執したことが失敗の原因だったと反省しています。もしこの気づきが遅れていたら、さらに厳しい就職活動になっていたかもしれません。 ■第2回目の危機感。

■就活の効率を上げるのは人の手を借りること!

就活を始めた時期が遅いことも問題でしたが、開始が遅れると就活の特徴に気付くのが遅れます。軌道修正がどれだけできるかが難易度を左右します。私は友達に視野を広げた方がいいと言われてから、「就活の軸」を構築しました。それまでは徳島で働けること以外の条件を設けていませんでした。就活の軸を複数考えるだけで、その条件に合った企業に応募でき効率が上がりました。大学の先生や友達から情報を集め、アドバイスを受けることで、自分の立場を客観的に認識できました。私の大学では留学生向けに就活支援をする団体があり、インターンシップを通じて日本の就活を学べました。自己分析の重要性、企業とのメールのやり取り、面接の調整方法などを学びました。キャリアセンターには就活のプロがいます。グローバルリーダーなど無料で支援してくれる媒体を活用しましょう。次々とESを作成し不合格になるのは非効率です。書類選考でつまずくと面接スキルが不足します。面接は100回の練習より1回の実践が大切です。面接スキルを上げ、何が駄目か考えるためにも、人の手を借りて就活を進めましょう!

▼GlobalLeaderより
お話を通しとてもユーモアがあり、普段周囲の人を笑顔にしている姿がイメージできました。何度か自分は運がいいと仰っていましたが、Leeさんの人柄がその縁を引き寄せているのが分かります!今後も素敵な出会いが沢山あることを願っております! ■就活の効率を上げるのは人の手を借りること!