【先輩留学生の就活成功ストーリー】「ご縁」に支えられた私の就活

【先輩留学生の就活成功ストーリー】「ご縁」に支えられた私の就活

産業能率大学
ガンさん(2024年3月卒業)  ベトナム出身
【就活データ】
就活時期 :2022年7月下旬~2023年4月上旬
エントリー:約10社
面接参加 :3社
内定数  :3社
内定先  :小売業界

周りの人にたくさん支えてもらった就活

私はとても周りの人に恵まれていたと思います。周りの人のお陰で、就活を無事終えることが出来ました。例えば、就活準備では自己分析がとても大切ですが、ゼミの中で就活準備をする機会があり、「他己分析」をやったんです。親やバイト先のコンビニの店長、先生、友達などに、私について手紙を書いてもらいました。そのことを通して、自分のことは自分が一番分かっているようでも、他人から見た自分の姿と、自分が思っている自分の姿は違うんだということに気付きました。これがきっかけで、自分が何をやりたいか、自分はどんな性格か、分かるようになったと思います。
それ以外にも、同じゼミの日本人の友達がESの日本語チェックをしてくれたり、バイト先でも就活中の人と同じシフトになったら、「就活軸は何ですか?」と質問し合ったりしていました。バイト先の店長、副店長は、私の日本のお父さん、お母さんのようで、いつも私のことを応援してくれて、悩みがあったらよく相談していました。たくさんお世話になっているぶん、お店を良くしたいと思って、バイトにも全力で取り組んでいました。バイトを頑張って、留学生として初めてバイトリーダーの試験に合格した話は、ガクチカにも書きました! 周りの人にたくさん支えてもらった就活

インターンシップで分かった自分の向き不向き

私は3社から内定をもらいましたが、最初に内定をもらったのはベトナムのIT企業の日本法人でした。内定を頂いたのは2月だったので、まだ就活解禁前でもあり、内定承諾するか迷っていました。社長は「すぐに決めなくて良いから、インターンとして働かない?」と打診してくれ、1ヶ月間有償インターンとして働きました。実際の業務を行ってみると、毎日パソコンに向かう仕事なのでずっと座っていると頭が痛くなり、この仕事は自分には向いていないと感じました。
結果、内定は辞退しましたが、社長は私にとって「社長」というより「先輩」という感じで、働くことや、将来のこと、好きなこと、自分の強みなど、たくさん話をし、サポートしてくれました。この機会を頂けたことは本当にありがたかったと思いますし、内定があることが安心感や自信にも繋がりました。この会社を受けたのは、ベトナム人の留学生の先輩が紹介してくれたことがきっかけです。実はこの先輩と社長も、先輩・後輩同士でした。本当に、「ご縁って大切だな、関係って繋がっているんだな」と感じた出来事でした。その後、人材業界の企業から内定を頂きましたが、最終的に入社を決めたのは、最後に内定を頂いた小売の企業でした。 インターンシップで分かった自分の向き不向き

「日記」が自分を助けてくれた

就活で一番辛かったのは、この企業の選考を受けている時です。志望度が高かったからこそ、面接で何をどのように伝えようかすごく悩みましたし、選考中に就活以外にも辛い出来事が重なってしまったんです。悩みすぎて、熱も出ました。一人になって考えた方が良いと思い、山に登りながら泣きました…。私は、面談などで頂いたアドバイスを記録しているんですが、面談直後は頭がいっぱいで消化できなくても、時間を置くと理解できることがあるので、冷静になって考えたことがとても良かったと思います。
あとは、「日記アプリ」がとても役立ちました。これは、就活というより日本語の勉強のために書いていたものです。電車の中や寝る前の時間を使って、週に3~4日くらいで続けていました。コロナ禍の日記を読み返すと、「辛くてベトナムに帰りたい」という気持ちを持っていました。でも、それを乗り越えたから大丈夫!と自分に自信を持つことが出来ました。他にも、こんなに大変なことがあったのに乗り越えられた、だから今回も乗り越えられる!と、日記を振り返ることで自分を励ますことが出来ました。皆さんも、自分を信じて、そして周りの人と支え合いながら、就活頑張ってくださいね!

▼GlobalLeaderより
周りの人に感謝できるガンさん。感謝を伝えて、周りの人のことを考えているからこそ、皆が助けてくれるんだなと感じました。今後の活躍を楽しみにしています! 「日記」が自分を助けてくれた