【先輩留学生の就活成功ストーリー】就活は戦略的に進め!企業の考えを読み取ろう。

青山学院大学 機械・工学系専攻
ゲンさん(2026年3月卒業)中国出身
【就活データ】
就活時期 :2024年5月~2025年6月
インターン :6社応募 ⇒ 3社参加
本エントリー:60社
面接参加 :10社
内定数 :2社
内定先 :総合電機メーカー
■重要なのは業界研究。周囲の影響で志望業界を絞ってはダメ!
私の就職活動は2024年の5月からととても早い時期から始まりました。その理由は、同じ研究室の友達が同じ時期から始めたことでした。就職活動が早期化しているというのをそこで実感しました。
また、就活を始めたころはITコンサル業界に興味を持っていたため、この業界は特に選考の時期が早く、夏の間で本選考を受けていました。そもそもITコンサルに興味を持ったきっかけは先輩や友達、ほかの留学生の影響でした。かっこいい印象もありましたし、人気の業界というイメージが強かったです。
ただ、秋冬インターンシップに参加してプラントエンジニアリングの設計を学んだことで、それがやりがいに繋がることを実感しましたし、多くの説明会に参加していく中で、自分の専攻が活かせる、メーカーの技術職の方が向いていると感じるようになりました。10月頃にはメーカーを志望するようになり、学校推薦も視野に入れ就職活動を進めることができたので、早いうちに自分の適性や、やりたいことを見極めるためにも業界研究をすることが大事だと思います。
また、インターンシップに参加することで、早期先行の案内はもちろん、実際の仕事内容や社風の把握ができることで入社後のギャップの軽減につながり、自分の向いている職種、興味のある企業を見極めることができたと思います。
■ エントリー社数は60社!戦略的に就活を進める方法とは??
説明会や本エントリーは主にインターネットで行います。人事はインターンシップや説明会への参加履歴をのちに確認すると考え、より多くの説明会に参加することで面接での志望度を高く見せる工夫をしました。多くの企業説明会に参加し、エントリーをするメリットは主に3つあります。まず1つ目は、選考フローや期日が明確になる点です。早めにエントリーをすることで、選考フローの時期が明確になり、就職活動で難しといわれているスケジュール管理がスムーズに行えました。2つ目は説明会の際、人事の人が話していた内容を掘り下げて面接のときに質問することができ、話を広げられる点です。ただ説明会を聞いているだけではなく、どう面接で活かせるか考えながら参加することを心がけました。3つ目は、仕事内容や社風、待遇面の話を聞きくことで、やみくもに選考に進む手間を省き結果的にタイムパフォーマンス向上を図ることができました。
私は、勤務地を重要視しておりメーカーとなると全国転勤が付きまといます。ただ、選考の中で勤務地に関しての希望や異動の可能性をしっかり説明してくれる企業はギャップが産まれないと感じ選別に進むなど、温度感を図るためにもより多くの企業にエントリーしました。結果学校推薦で応募し、内定を獲得しましたが、学校推薦がもらえる学力テストの基準点を満たすことも重要で、早くから戦略的に就職活動を進めることが大事だと思います。
■就活の軸は臨機応変に。勤務地や知名度が重要とは面接では言わない!
当初、就職活動の軸を「勤務地」や「知名度(大企業)」が良いで絞っていました。就活を進めてしばらく経ち先輩の話を聞くと、その理由は表立って伝えないことを知り、改めて軸を練り直す必要がありました。最終的に軸が完成したのは2025年の2月とぎりぎりでした。3つの軸を用意するにあたって、知名度に関しては外国籍社員の割合や海外拠点が多くある企業は規模が大きいと考え、グローバルな環境で働きたいとし、自分にとってのグローバルな環境とは何かついても深く考えました。「グローバルな環境がいい」「自己成長がしたい」などの軸を掲げると必ず、深堀の質問をされます。自己成長とは多岐にわたる業務に携わるor任された仕事を臨機応変にこなす、のどちらだと思います。企業は留学生に対し、入社したら仕事内容をスムーズに理解してくれるのか不安に思っていると考え「言われたらやるのではなく自分から動く主体性」をアピールし、キャリアビジョンなど、どんな人物像を採用したいかとことん企業の思考を探ることで戦略的に質問に答えられたと思います。特に10年後日本で働いていたいのか、母国に帰るつもりなのかは長期的に一緒に働く人材を探す日本の就活では特に重要な点だと思います。
▼GlobalLeaderより
インタビューを通してとても頭の回転が速い方だと感じました。これからの人生も合理的に取捨選択をしていくゲンさんを応援しております!