【先輩留学生の就活成功ストーリー】理系大学院から営業職を目指した就職活動

【先輩留学生の就活成功ストーリー】理系大学院から営業職を目指した就職活動

岩手大学大学院 農業・農学系専攻
アンさん(2025年3月卒業)ベトナム出身

【就活データ】
就活時期  :2024年2月~2024年4月
インターン :1社(大学3年時)
本エントリー:13社
面接参加  :6社
内定数   :3社
内定先   :メーカー(医療機器)

就活開始前から準備は整っていた!?

私が就活を本格的に開始したのが2024年の2月。就活終了したのが4月。私の場合は「就活以外」のことで就活準備が出来上がってたからこんなに遅いスタートでも間に合いました。2月~4月という短い期間で準備ではなく行動数を詰め込むことができたから結果を出して終わらせることができました。でも、全く準備ができてない人だったら同じ期間だけ頑張っても間に合わないと思うので期間は参考にしないでください。
就活以外で準備が進んでいたのは奨学金が特に影響大きいですね。私が貰っていた奨学金は全国から年間10人しか貰えない倍率が非常に高いもので、細かい応募条件は無いけど書類選考と面接があります。「10人に選ばれるためにはGPAを上げよう!学校の勉強だけじゃ足りないから資格も取ろう!勉強以外にも積極的に活動しているところを見せていかないと!過去だけじゃなくて奨学金貰ったらどうなるかって話も伝えていこう!」明確な合格基準が無いものなので、こうやって自分で考えて準備をしました。奨学金のために学外活動をやるというわけではなく、今まで自分がやってきたことを相手にわかってもらえるように伝える。そのための準備をする。という感じです。
ここで経験した書類選考と面接は就活のESと面接にかなり近かったので2月の就活開始からES対策みたいなことをせずに済みました。 就活開始前から準備は整っていた!?

自分のことを伝えるのは苦手。考え方が変わってできるようになった!

奨学金で文章を書くのは最初本当に苦手で。。。学外活動は確かにやってたんですが奨学金貰うためじゃないし誰かに自慢したくてやったわけでもないんです。日本に来て大変だった時サポートしてくれる人がいてすごく助けられた。自分に余裕が出てきたから同じような人をサポートしよう。そう思って始めたことだったので、自分では素晴らしいことをしているという認識もないし、わざわざそれを文章にまとめて伝えるということが恥ずかしかったんです。でもそんなときに「自分がやったことは証明しないと信じてもらえない。だからやったこと、考え方は伝えたほうが良い」というアドバイスを受けました。自分を良く見せるためではなく、信じてもらうための情報を出そうって考えて文章が書けるようになりました。
他には学部3年生の時(今から3年前)にインターンシップに参加した事がありました。その時から院に進学するつもりだったので就活のためじゃなくて「日本の会社ってどうなんだろう?」ぐらいの気持ちでした。参加するとしても大学院に進学した後は大変だろうからやるなら余裕がある学部3年生のタイミングだと思って参加して、今自分が勉強してることは会社でどう活かされるのか、今後どんなことを勉強して仕事に繋げていきたいのか。そんなことを考えることができました。 自分のことを伝えるのは苦手。考え方が変わってできるようになった!

研究職ではなく営業職を希望した理由

就活本格始動後、医療係を中心に応募して、医療機器メーカーの営業職に入社を決めました。ケミカルバイオロジーを専攻して、大学院に進学もしましたが研究職ではなく営業職を選びました。学部時代は研究も周りよりスムーズに進んでいたしすごく充実した生活ができていたので自分が研究好きだと思ってたんですが、大学院に進学して研究が忙しくなると研究以外に時間を使えなくて辛くなってしまいました。その時自分は研究が得意なのではなくコミュニケーションが得意で、研究も先輩たちとコミュニケーションを円滑に取れていたからスムーズだったんだ。学外活動に参加できてたから楽しくて充実してたんだ。って気づきました。
医療メーカーの営業ならコミュニケーションを取ることもできるし、お客様が医者になるので大学院まで進んで学んだ知識を存分に活かして働くこともできる。そう思って営業職を選んだんです。日本は自分がやりたいと思った仕事選ぶことができます。最初は仕事も職業も分からないことあるかわからないと思うのでまずは業界を知って、説明会にいっぱい参加してみてください。そこから自分が何やりたいのか見つけてください!

▼GlobalLeaderより
自分の人生が繋がっているように話をしてくれたアンさん。就活期間が短かいのも、営業職を選んだのも話を聞いていてすごく納得ができました。この先の未来がどう繋がっていくのか楽しみにしています!