【先輩留学生の就活成功ストーリー】日本の就活はスピード勝負!就活軸を早く固めよう

【先輩留学生の就活成功ストーリー】日本の就活はスピード勝負!就活軸を早く固めよう

地方公立大学 ダオさん(2022年3月卒業) ベトナム出身

【就活データ】
就活時期:2021年2月~2021年9月
エントリー:50社
面接参加:7~8社
内定数:2社
内定先:食品メーカー

もう少し早く進めればよかった・・私の就活スケジュール

大学3年生の8月にインターンシップに参加しました。ただ、インターンに参加しただけで実際には自分のやりたいことや、就職活動の軸が決まっているわけではなかったため、なんとなく時間が過ぎてしまい、本格的に企業の説明会に参加しはじめたのは2月頃から。それでもなお、就活の軸がはっきりしないままいくつかの説明会に参加し、これではいけないと、改めてやりたいことを考えはじめました。これまで参加した企業を「面白そうだと思った会社」「興味のなかった会社」に分け、それぞれそう考えた理由を整理していく中で、やっと「これだ!」という自分の就活軸が決まったのが4月頃。正直、その時期からだとエントリーできる企業が限られていて、行きたい企業は2月、3月でエントリーを締め切っている・・ということも多かったです。ちなみに、このスケジュールで私が最初の内定をもらったのは6月末頃。そこからさらに自分の軸にこだわって企業を探しました。私は結果的に9月末に行きたい会社で内定を獲得することができましたが、後輩の皆さんにはぜひ「スケジュール」を意識し、12月~1月頃から説明会に参加、2月~遅くても3月には自分の就活の軸(やりたい仕事、将来の目標)を決められるように活動を始めることをおすすめします! もう少し早く進めればよかった・・私の就活スケジュール

情報収集、ES、SPI・・・就活準備、ここに気をつけて!

日本にはたくさんの就活のためのWebサイトがあります。私は、日本人向けの一般の就活情報サイト2~3種類と、Global Leader navi.のような外国人専用の情報サイト両方に登録しました。留学生として気になるのは「その会社は、外国人留学生を採用しているのか?」ということ。まずは日本人向けサイトで企業を調べ、興味のある会社があればその会社が留学生専用サイトに掲載されているかも追加で調べるようにしていました。留学生を積極募集している会社であれば、チャンスも大きい!ぜひ、専門のサイトは活用するべきです。
また、ES(エントリーシート)も、特に私のような文系の学生には重要です。文字制限のある中でどれだけ自分を表現できるか。私は文章を作ったあと、年上の日本人(日本で働いている人)に内容を確認してもらい、アドバイスをもらって何度も修正していました。
そして留学生を悩ませるSPI。私も何度も不合格になった苦い経験が・・・短時間で、日本人でも難しい日本語を読み解き回答する必要があります。私はインターネットで過去問題を検索し、片っ端から解いてひたすら「時間内に回答する」練習をしました。コツをつかむまでは時間がかかるので、対策なしでは厳しいです。ぜひ早めから練習しましょう。 情報収集、ES、SPI・・・就活準備、ここに気をつけて!

楽しいことも苦しいこともある就活。自分なりに乗り越えよう!

日本の就活、どうだった?と聞かれると、「楽しいことも、苦しいことも両方あった」という回答になります。就活を通じて、日本人も含めてたくさんの「就活仲間」と出会えたこと、仲間たちとSNSを通じて情報交換をしたり、励まし合ったりという時間を過ごせたことは本当に良い経験でした。今でも連絡し合う、かけがえのない仲間です。
逆に、そんな友人たちが4月~6月頃に次々と内定を獲得し、就活を終了していく報告を聞くことは、自分だけが取り残されていくようで苦しい時間でもありました。そんなときは友達を誘っておいしいごはんを食べに行って気持ちを切り替えるようにしました。また、面接の前には緊張をほぐすため、母国にいるお母さんに電話をしたり、友達に電話をしたりしていました。いろんなことがありますが、自分なりにモチベーションを保つ方法を見つけられると良いですね。

▼GlobalLeaderより
のんびりした方が多い印象のベトナム人留学生には珍しく、とても元気ではきはき明るいダオさん。すぐに内定が出そうな優秀な方なのに、やはりタイミングを逃すと日本の就活は厳しい!ということを、身をもって教えてくれました。最後まで諦めず、内定式直前で夢を掴んだダオさん。これから、日本とベトナムの架け橋としての活躍を期待しています! 楽しいことも苦しいこともある就活。自分なりに乗り越えよう!