理研ビタミン株式会社

理研ビタミン株式会社

理研ビタミンは、ドレッシングなどの調味料やわかめスープなどの食品を製造する食品メーカーです。「リケンのノンオイル」や「ふえるわかめちゃん」、「わかめスープ」など、長年にわたりお客様から愛されてきたロングセラー商品がございます。近年は海外展開に注力していますが、海外展開においてはそのような「最終製品」ではなく、「改良剤」を軸に進めています。「BtoC」のみならず「BtoB」にも強みを持っており、現在は海外8ヵ国に10の拠点を持っています。今後は、特にアジア・北米での展開を加速させていきます。

理研ビタミンの海外展開

理研ビタミンは、1991年にマレーシアに工場を設立する形で初めて海外に進出しました。現在は、改良剤の生産拠点としてマレーシアと中国、ポークエキスの生産拠点としてアメリカに工場を持っています。また、販売拠点はドイツ、トルコ、インド、中国、台湾、シンガポール、アメリカとなります。上海とシンガポールには加工食品の施策施設「アプリケーションセンター」を設置しています。上海には化成品の施策施設「化成品技術センター」も設置しています。
海外展開の進め方としては、「改良剤事業」(食品用・化成品用)を軸にしています。
中期経営計画では、「アジア・北米での展開を加速」を目標に掲げており、具体的にはベーカリー向け食品用改良剤、化成品用改良剤、北米のポークエキス事業を中心に拡大を図ること、海外工場の生産能力増強を行ってまいります。 理研ビタミンの海外展開

理研ビタミンの改良剤はどのように使われているのか

理研ビタミンの改良剤は、食品用改良剤、化成品用改良剤、天然色素、ビタミンから成ります。いずれも商品の製造工程中に用いることで、様々な機能を発揮します。

●食品改良剤による機能付与の例
・パンがしっとり、ふんわりした食感に
・製造中に生じる泡を消し、なめらかな豆腐に
・麺類をほぐれやすく
・口どけがよい和菓子に
●天然由来の色素の使用例
・イチゴをイメージしたアイスクリーム
●ビタミンミックスの使用例
シリアルの栄養強化
●化成品用改良剤の機能付与の例
・農業用フィルムが水蒸気で曇ることを防ぎ、内部に太陽の光が届きやすくなります
・食品用ラップが水蒸気で曇ることを防ぎ、中の食材が見えやすくなります 理研ビタミンの改良剤はどのように使われているのか

理研ビタミンのこれからの事業展開

理研ビタミンは会社設立以来、「天然物の有効利用」を事業展開の根幹に据え、経営理念「社会に対し、食を通じて健康と豊かな食生活を提供する」のもと、社会に貢献してきました。これらの理念と事業環境の変化を踏まえ、当社は中長期ビジョンとして、次のように定めました。

「持続可能な社会をスペシャリティな製品とサービスで支え、成長する会社になる」
・経営基盤(ガバナンス)の強化 → 新たな企業文化の構築
・アジア・北米での展開を加速 → 海外スペシャリティ製品の拡大
・国内の深堀りと新領域への挑戦 → 戦略的なポートフォリオの見直し
・サステナブル経営の推進

理研ビタミンは、独自の強みを活かしたスペシャリティな製品とサービスをサステナビリティの視点で見つめ直し、理研ビタミンが関わる幅広い分野での課題解決を通じ、持続可能な社会を支え、成長する会社を目指します。 理研ビタミンのこれからの事業展開