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なぜ外国人留学生を採用したいのか？

日揮グループは、世界80カ国2万件以上の案件・国内でも1928年の創業以来、我々の生活に無くてはならないインフラ基盤であるプラントを中心とした様々な生産設備のプロジェクトを遂行してきました。
当社グループの長期経営ビジョン「2040年ビジョン」において、成長市場における地産地消型の営業・プロジェクト遂行力強化を企図し「リージョナル経営体制の強化」掲げています。
アジア太平洋地域をEPC（設計・調達・建設）事業の成長市場と捉え、リージョナル経営体制を推進し対応を強化していく方針を打ちだし、既存のフィリピン・インドネシア・ベトナム・マレーシアにある海外エンジニアリング会社の営業・プロジェクト遂行を横串で支援して全体最適化を図るため、2022年1月に【JGCアジアパシフィック社(JGCAP)】をシンガポールに設立しました。
併せて、2022年8月には、一定の政治的な安定性・安全性を有するインド・チェンナイにおいて、新規海外EPC遂行拠点としてオペレーションセンターを設立しました。
多国籍な人員で構成されるJGCAPや、発展途上であるインドでの遂行案件を、日本本社側とのつなぎ役として率いていくリーダー的存在として、日本への留学経験がある外国人留学生の本社採用に、積極的に取り組んでおります。

今後のグローバル展開とは？

日揮グループは1960年の海外進出以降、急激な人口増加と都市化に伴うエネルギー不足の改善や、社会インフラ基盤の整備などの世界課題解決に向けて、80カ国で2万件以上のプロジェクトを遂行してきました。
近年の度重なる変異株の不透明な市場環境においても、プラントの増強工事、太陽光・風力発電によるグリーン水素・アンモニア精算を想定した設備など低・脱炭素社会の実現に取り組んでおり、売上高構成比は68％を海外事業が占めています。

これまで当グループの海外EPC事業は、日本を拠点とする日揮グローバルならびに、アジア・中東・欧州・北アフリカ、北米にも拠点をおき、多くのプロジェクトの受注・遂行をしてきましたが、今後もさらなる市場拡大が予測されます。
そこで2022年1月には新たにアジア太平洋地域を対象とした営業及びプロジェクト遂行体制強化を目的としてシンガポールに新たに現地法人を設立しました。この設立により同地域での取り組みを更に強化していきます。またインドにおいても、2022年11月に新たにオペレーションセンターを設立し、2040年にはエンジニア1,000名体制へと拡大していく計画で、EPC遂行拠点としての体制を整え成長させていく予定です。
加えて今後は、水素・燃料アンモニアをはじめとするサステナビリティ関連技術のビジネス化についても引き続き積極的に取り組む方針です。

外国人留学生の先輩社員紹介

日揮グループでは、現在75名の外国人社員が活躍しています。出身国は、イギリス、アメリカ、インド、イラン、スペインなど様々です。現在は約25か国の方々が在籍しています。そんな彼らに日揮グループで働く魅力と苦労を聞いてみました。

＜プロキュアメント部/中国出身/女性/2012年入社＞
入社してから10年間プロキュアメント部でバイヤーとして働いています。学生時代からサプライチェーンマネジメントに興味があり、トリリンガルとコミュニケーション能力を活かしてプロジェクトの配管購買Key Personの役割を担っています。入社当初は挨拶程度の日本語しか分からなかったですが、社内で実施されてる日本語研修を活用しながら勉強に励んだことでJLPT1級にも合格しました。日揮には様々な国籍の方がおり、ベンダーも世界各地にあるため、世界を舞台に働きたい方にはとても魅力的な会社だと思います。

＜プロセスエンジニアリング部/インドネシア出身/男性/2021年入社＞
現在はプロセスエンジニアリング部で、液化天然ガス（LNG）プラントの基本設計に携わっています。入社当時は日本語で行った研修についていけず不安でしたが、実際の仕事に入ると様々な国籍の方と一緒に働くこと多いので、外国人として働きやすい環境だと感じます。高度な専門知識を活かしながら、グローバルに活躍できるのが日揮の魅力だと思います。