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会社の将来への方針や考え方はそのまま採用方針につながっています。その採用担当者の人柄を通じて、 会社の素顔を学生に伝える企画「採用担当者の本音」。皆さんを面接してくれる採用担当者は、 日頃どんなことを考えて採用活動を行っているのか? 本音を聞いてみました!

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メーカー業界は、皆さんの生活の中で頻繁に目にする機会がある車や家電、化粧品などの製品を作る業界から、鉄鋼や化学、繊維、窯業など、製品の原材料や部品を作る業界とさまざまな分野に分かれます。
「三井化学」はその中でも後者、一般的に素材メーカーと言われる業界です。さまざまな製品を作る際に必要となる素材の研究開発を事業主体としている企業ですが、昨今では「ドロンちゃん、ドロンくん」というキャラクターが登場するキャンペーンサイトを作成するなど、わかりやすく身近な存在としての化学を皆さんに紹介してくれています。小学生を対象とした「ふしぎ探検隊」で子どもに化学を面白く体験してもらう、研究者たちの育成や交流のためにさまざまなシンポジウムを開催するなど、未来に向けた化学技術の可能性のために、社会貢献への取り組みを活発に行っている企業です。今回は自らの就職活動も5年前、今も学生の視点を常に考えているという採用ご担当者様にお話をうかがいました。

取材:[グローバルリーダー]編集部

三井化学株式会社
所在地:東京都
資本金:1032億2600万円
従業員:12814人(2008年3月連結)
売上高:1兆7867億円(2008年3月連結)

顧客の向こうにいる顧客を見る力。
情報の感度が高い人とお会いしたい!

Q:
「三井化学」の現在の取り組みにはどういったものがありますか?

皆さんが日常的に使っているものの中に、実は「三井化学」の製品はたくさんあります。

例えば車。皆さんが何気なく運転している車の中に、実は三井化学の製品がたくさん存在しています。特にエネルギー効率を高め省エネに大きく貢献する部品の素材の数々は、世界的にも定評のある技術を誇っています。

そのほかに、メガネ、携帯電話、パソコン、DVD、食品容器など、生活のあらゆるシーンで実は三井化学の製品を手にとっていただいています。

一般の方々が直接目に触れて企業名を知る機会の少ない業態ですので、私ども採用部門では「どんな製品を作っている会社なのか」「どんな仕事なのか」ということから、いかに学生さんに興味を持ってもらうか、知ってもらうかに工夫と苦労をしています(笑)。

業界全体として、メーカーにはグローバルな視点は欠かせませんが、これからは常に環境への配慮と社会への貢献がなくては企業の発展はないと「三井化学」では考えています。

メーカーの中でも特に「三井化学」のような素材メーカーは、素材という製品を研究し開発する企業ですので、私どもがしっかりと環境と社会を考えて製品作りをしていくことが、業界全体からも社会からも求められているといえます。

そのため、三井化学では「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する」ことを企業理念として掲げています。

今後のメーカーにとって、特に素材メーカーである「三井化学」にとっては、こうした社会への貢献を視野に入れて、いかに技術革新していくかが今後の大きな課題です。

Q:
「三井化学」にとって今必要とされている人材・人間力には何がありますか?

化学と聞くと、どうしても専門特化型の人材をイメージする人も多いと思います。もちろん、技術系分野では、最低限の専門性は必須ですが、それと同時に幅広い知識というか、情報の感度が強く求められます。

情報の感度というのは具体的にはこんなことです。素材メーカーの場合、顧客は基本的に企業ですが、目の前に見えている顧客のこと、目の前の素材のことだけを考えていては高付加価値のあるものを創り出すことはできないんですね。

前述した「新素材の創出」が生まれる過程では、顧客のそのまた向こうにいる顧客のこと、いわゆる消費者の生活全般のことまで考えなくては何も生まれてこないものなのです。尚かつその製品の世界的な市場も視野に入れて、はじめて「新素材」が生まれるんですね。

これが情報の感度と考えています。「三井化学」では、幅広い視野を持っている人、いかに情報の感度が高いかがとても重要です。

Q:
「こんな学生に是非会いたい」
というものを教えてください。

前述のような「情報の感度が高い」学生さんに是非、お会いしたいです。日頃、どんなものに興味を持ち、それをどう深く考えているかを知りたいと思います。

また、さまざまな経験の中から、何かを知って考えるだけでなく、その後行動まで結びつけられている人はいいですね! 

「これって、何でだろう?」「どうして、こうなっているんだろう?」そんな疑問を実際に調べるとか、体験してみるとか。経験してきた事は、どんなに小さなことでも、何でもいいんです。その経験をどう生かすか、行動力のある学生さんに是非お会いしたいと思います。

Q:
履歴書やエントリーシートの
どんなところを見ていますか?

内容の派手さや珍しさではなく、なぜそのことに力を入れたのか、どのように取り組んだのかを見ています。人との比較を気にし過ぎず、「自分が一番力を入れた」、と思えることをしっかりと自分自身の言葉で自信を持って書いて下さればと思います。

Q:
就活をしている学生に「もっとこう考えたら」というアドバイスをお願いします。

自分自身のコンセプトを持つといいと思います。漠然とでいいと思いますから、5年後10年後の自分をイメージして、「何となくこんな方向性かな?」程度でもいいと思います。

例えば私の場合ですが、就職活動の時「将来はグローバルな企業で、経営とか事業マネージメントなどの仕事をしていきたい」と漠然と考えていました。そのコンセプトで業界研究や企業研究を進めていくと、なんとなく「こっちの方向はないかな」とか「この企業だとキャリアパスが見えそうだな」など、自分の描く将来像に当てはめて見ることができます。

その上で、最後は企業を「決める」勇気です。

「決める」ことがなかなかできない学生さんもいますが、基本は自分がコンセプトを持っているかどうかではないでしょうか?

コンセプトを持っていると、どんな企業に入社しても目の前の仕事ひとつひとつが、将来自分がイメージするコンセプトに繋がってくるものです。

全くコンセプトを決めずに就職活動で業界研究など考えても、なかなか決め手になるものを見つけにくいですし、逆にガチガチに将来像を堅めすぎても身動きがとれなくなると思います。

ですので、学生時代はあくまで漠然とでいいので、自分のコンセプトを持って就職活動するといいと思いますよ!

人事・労制部
採用担当 若林 桂介さん
◆若林さんの採用ご担当歴は?
━ 入社後、大阪工場の人事部門で制度や教育など幅広く人事の仕事をしていました。その後、本社の今の部署で採用担当として今年で2年目になります。
◆若林さんにとって、採用の仕事の魅力とは?
━ 人事の仕事の中でも外向きの部門ということで、いかに三井化学という会社を学生さんに知ってもらうかなど、考えながらそれがすぐに結果につながるという点に魅力があります。社内でも若手の自分の意見や考えを反映させていけることも面白いと感じているひとつです。